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beatleg magazine 12月号 (vol.113)
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
未来のビートルズ研究の指針
(2010-02-01)
パソコンによるデータ解析でミリ秒単位の領域まで踏み込み、213の全公式録音曲を詳細に解説した、驚異のビートルズ研究書。マーク・ルーイスンの本からだけでは絶対に知り得ない正確無比な初出情報が満載で、まさに驚きの連続。しかも図解によって当時のレコーディング方式をわかりやすく説明しており、果てはステレオ音像図/マルチトラックテープの内訳/使用楽器まで示されている。こんな本は今まで見たことがなかった。10年後、20年後になっても名著として語り継がれる本だろう。
現時点で肩を並べるものがない画期的な研究書なのは間違いないが、残念ながらごく一部に不確実な記述がある。数人の筆者間で意見が割れたところもあったそうだ。確実な物証がないものを推理して解明するのだから、ある程度は致し方ないだろう。特に使用楽器については疑問を感じる点もいくつかあるが、現段階での正誤より、間違いを恐れず今後進むべき新たな研究の道筋を示した姿勢を評価したい。
使用楽器は信用出来ない
(2010-01-05)
デジタル・レコーディング・マガジンというフリーペーパーに著者のひとり、鳥居さんのインタビューが載っているのだが、編集者すべてを集めても誰もポールがなぜ“BAND ON THE RUN”で右利きのジャズ・ベースを弾いているのか知らないのだそうです。もちろん、“BAND ON THE RUN”はビートルズの作品ではありませんが。
しかし、これが理由でホワイトやアビイでは使用楽器が特定出来ず、「妥当と思われる着地点を探した」そうです。
マニアならしっている情報を誰も提起出来なかったようです。
もちろん私の評価は、楽器のくだりのみですので、参考にならないかもしれません。
しかし結構、「独自開発のパソコンソフト」を着地点の理由にしている箇所も多くありそうです。
ビートルズ楽曲“解体新書2009年度版”
(2009-12-20)
いまもって未知の領域を脱しえない“素晴らしき人間の脳細胞”を最新の科学的技法を通じて研究して行く様に、これは神聖なる大作曲家ビートルズの創作芸術集大成213曲を著者らの携わってきた実績と経験、取材と裏付け、検証などによって2009年聖なる月の3日に出版された、モノづくりが得意な“誇るべき日本の職人芸”が光る“芸術作品解体新書”と言えると思います。科学少年が詳細に研究課題を発表するかの如く、分かりやすい語句とイラストやイメージ図解で比較検証をし、説明・注釈を入れ、また当時の録音技術の限界を乗越えたFab4のチャレンジ精神が光るロックとオーケストラ(管弦・吹奏・電子・民族楽器など採用)の融合過程を解き明かしたり、ジョンの作詞手法、作品クレジット“レノン=マッカートニー”の配分やジョージ・マーチン、スタジオ技術スタッフとの関わり、最適位相リスニングポイント、曲名由来の真実、当然ながらステレオとモノラル、ステレオミックス録音盤の違い、一曲が出来るまでの心理描写や葛藤・・・など豊富であり、“2009年リマスターCD発売”に触発された所謂「ビートルズ関連書物出版ラッシュ」現象の中でもこの書が一番、そして将来的にもロングライフの一冊になりえるでありましょう。頭脳明晰な音響分析家や音楽史研究家・楽器研究家の視点からすれば、研究室のドアの向こうで「完全版と言うまでには、まだ全213曲を分析し尽くせぬ多くの謎が存在している」という話も出るでしょうが、とりあえず21世紀の今の時点では、“人文科学史”に於いて“知性”と“愛”と“冒険”が人類の進歩と発展に寄与して来たように、これがきっと“ビートルズ音楽が心温まる平和な未来を築く”事に貢献する研究百科になる確実な業績が詰まっている事は否定できないと思います。装丁も重厚感があり、ページをめくると冒頭に初版アナログ盤や歴代ジャケットの変遷、当時のエピソード、秘蔵写真などもあって、とてもいいプロローグとなっています。巻末の文献・関連語句表記もいいし、高額品ですがそれだけの力作となっていますね。長年のファンには、特(解く)にお薦め品です。
完璧ではないけれど
(2009-12-17)
現時点で最高のガイドに違いはありません。リマスターが出てからの3ヶ月でこのレベルまで仕上げた関係者には敬意を表します。
日本発のビートルズ本として誇れる一冊。
ですが、表紙と内容の割にデザインがいまひとつでしょう。
他にも意見があるように派手派手な色使いは雑誌の作り方が抜けていない印象です。この点は改訂版で是非、改善してもらいたいです。
とはいえ、ビートルズの音源を解析した書籍としては随一でしょう。
内容はいい、だけど・・・
(2009-12-17)
皆さんのレビューにあるように、内容はとても充実していると思います。
しかし、なぜにハードカバー…?
レココレのコンプリートワークスみたいな装丁にできなかったのかなぁ…。
ハードカバー&ほぼオールカラーにしなくても、
求めるのは装丁の豪華さじゃなくて、内容の濃さ、なんですが…。
私的には、CD聴きながら気になったことをちょいと確認する、みたいな読み方が多いので…。
おすすめ度:
未来のビートルズ研究の指針
パソコンによるデータ解析でミリ秒単位の領域まで踏み込み、213の全公式録音曲を詳細に解説した、驚異のビートルズ研究書。マーク・ルーイスンの本からだけでは絶対に知り得ない正確無比な初出情報が満載で、まさに驚きの連続。しかも図解によって当時のレコーディング方式をわかりやすく説明しており、果てはステレオ音像図/マルチトラックテープの内訳/使用楽器まで示されている。こんな本は今まで見たことがなかった。10年後、20年後になっても名著として語り継がれる本だろう。
現時点で肩を並べるものがない画期的な研究書なのは間違いないが、残念ながらごく一部に不確実な記述がある。数人の筆者間で意見が割れたところもあったそうだ。確実な物証がないものを推理して解明するのだから、ある程度は致し方ないだろう。特に使用楽器については疑問を感じる点もいくつかあるが、現段階での正誤より、間違いを恐れず今後進むべき新たな研究の道筋を示した姿勢を評価したい。
使用楽器は信用出来ない
デジタル・レコーディング・マガジンというフリーペーパーに著者のひとり、鳥居さんのインタビューが載っているのだが、編集者すべてを集めても誰もポールがなぜ“BAND ON THE RUN”で右利きのジャズ・ベースを弾いているのか知らないのだそうです。もちろん、“BAND ON THE RUN”はビートルズの作品ではありませんが。
しかし、これが理由でホワイトやアビイでは使用楽器が特定出来ず、「妥当と思われる着地点を探した」そうです。
マニアならしっている情報を誰も提起出来なかったようです。
もちろん私の評価は、楽器のくだりのみですので、参考にならないかもしれません。
しかし結構、「独自開発のパソコンソフト」を着地点の理由にしている箇所も多くありそうです。
ビートルズ楽曲“解体新書2009年度版”
いまもって未知の領域を脱しえない“素晴らしき人間の脳細胞”を最新の科学的技法を通じて研究して行く様に、これは神聖なる大作曲家ビートルズの創作芸術集大成213曲を著者らの携わってきた実績と経験、取材と裏付け、検証などによって2009年聖なる月の3日に出版された、モノづくりが得意な“誇るべき日本の職人芸”が光る“芸術作品解体新書”と言えると思います。科学少年が詳細に研究課題を発表するかの如く、分かりやすい語句とイラストやイメージ図解で比較検証をし、説明・注釈を入れ、また当時の録音技術の限界を乗越えたFab4のチャレンジ精神が光るロックとオーケストラ(管弦・吹奏・電子・民族楽器など採用)の融合過程を解き明かしたり、ジョンの作詞手法、作品クレジット“レノン=マッカートニー”の配分やジョージ・マーチン、スタジオ技術スタッフとの関わり、最適位相リスニングポイント、曲名由来の真実、当然ながらステレオとモノラル、ステレオミックス録音盤の違い、一曲が出来るまでの心理描写や葛藤・・・など豊富であり、“2009年リマスターCD発売”に触発された所謂「ビートルズ関連書物出版ラッシュ」現象の中でもこの書が一番、そして将来的にもロングライフの一冊になりえるでありましょう。頭脳明晰な音響分析家や音楽史研究家・楽器研究家の視点からすれば、研究室のドアの向こうで「完全版と言うまでには、まだ全213曲を分析し尽くせぬ多くの謎が存在している」という話も出るでしょうが、とりあえず21世紀の今の時点では、“人文科学史”に於いて“知性”と“愛”と“冒険”が人類の進歩と発展に寄与して来たように、これがきっと“ビートルズ音楽が心温まる平和な未来を築く”事に貢献する研究百科になる確実な業績が詰まっている事は否定できないと思います。装丁も重厚感があり、ページをめくると冒頭に初版アナログ盤や歴代ジャケットの変遷、当時のエピソード、秘蔵写真などもあって、とてもいいプロローグとなっています。巻末の文献・関連語句表記もいいし、高額品ですがそれだけの力作となっていますね。長年のファンには、特(解く)にお薦め品です。
完璧ではないけれど
現時点で最高のガイドに違いはありません。リマスターが出てからの3ヶ月でこのレベルまで仕上げた関係者には敬意を表します。
日本発のビートルズ本として誇れる一冊。
ですが、表紙と内容の割にデザインがいまひとつでしょう。
他にも意見があるように派手派手な色使いは雑誌の作り方が抜けていない印象です。この点は改訂版で是非、改善してもらいたいです。
とはいえ、ビートルズの音源を解析した書籍としては随一でしょう。
内容はいい、だけど・・・
皆さんのレビューにあるように、内容はとても充実していると思います。
しかし、なぜにハードカバー…?
レココレのコンプリートワークスみたいな装丁にできなかったのかなぁ…。
ハードカバー&ほぼオールカラーにしなくても、
求めるのは装丁の豪華さじゃなくて、内容の濃さ、なんですが…。
私的には、CD聴きながら気になったことをちょいと確認する、みたいな読み方が多いので…。
